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大仰城址(津市一志町大仰字城山)

 この城を築いたのは、紀貫之十七世の末孫で国司北畠敬具に仕えた小泉左近尉藤能です。この子どもが、天台宗の奥義を究めた真盛上人です。築かれたのは、1394年〜1428年の応永年間だと思われます。

久居から一志井生に向かう途中雲津川流域にある誕生寺の裏山にあります。誕生寺は、この城を築いた小泉氏の子ども真盛上人が生まれた寺として有名です。本堂の右横から城跡に上っていく道があります。道の途中と頂上には多くの仏様がまつってあります。

 城跡にはお城井戸があり、飲み水を確保するために作ったものです。新年にこの井戸水を飲み神仏に供えて無事を祈ったと伝えられています。