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家所城址(津市美里町家所字城山)
市指定文化財
 長野城主工藤氏祐の第三子である家所祐歳によって、1362年(貞治元年)に築かれたものです。標高114mの給料の頂に立地し、30m×25mの主郭を中心に、東西320.m 南北340mの城跡です。

 この城は家所氏8代200年にわたって支配していました。しかし、戦国時代に入り織田信長の伊勢侵攻によって、敗れ落城し、荒廃したものです。

 家所盆地の中心に位置し、孤立した丘陵にあるこの城は守るによい地形していました。主郭は長方形で、土塁をめぐらし、各ところに空堀、石塁や井戸跡が残されています。北側には、家所家の菩提寺であった什心寺跡があるそうですが、残念ながら訪れていません。